Windows 向けプリンタサーバ(HS-DHGL のみ)
Windows のプリンタサーバにします。
samba を使用しますので、
Windows 向けファイルサーバの手順で samba が動作していることを
前提とします。
カーネルモジュールのロード
標準ファームに含まれる USB プリンタモジュールをロードするよう設定します。
/etc/init.d/buffalodaemon への追加
起動時にロードできるよう、/etc/init.d/buffalodaemon に
カーネルモジュールをロードするステップを追加します。
sil:/etc/init.d# diff -c buffalodaemon.orig buffalodaemon
*** buffalodaemon.orig 2007-07-01 03:38:57.785866000 +0900
--- buffalodaemon 2007-07-15 00:34:07.381772735 +0900
***************
*** 3,8 ****
--- 3,9 ----
case "$1" in
start)
chroot /usr/local/buffalo mount /proc
+ chroot /usr/local/buffalo insmod "/lib/modules/usblp.ko"
for prog in httpd.sh pcastd.sh epg.sh clientUtil_servd.sh ltbootd.sh
do
sil:/etc/init.d#
モジュールのロード
HS-DHGL を再起動するか、
chroot /usr/local/buffalo insmod "/lib/modules/usblp.ko" を実行して、
USB プリンタモジュールをロードします。
認識の確認
USB プリンタを接続します。
/var/log/messages に認識されたログが残れば OK です。
Jul 15 00:28:16 sil kernel: drivers/usb/class/usblp.c: usblp0: USB Bidirectional printer dev 2 if 0 alt 0 proto 2 vid 0x04B8 pid 0x0005
Jul 15 00:28:16 sil kernel: usbcore: registered new driver usblp
Jul 15 00:28:16 sil kernel: drivers/usb/class/usblp.c: v0.13: USB Printer Device Class driver
スプーラのインストール
デバイスを認識したので、次はスプーラをインストールします。
最近ですと cups ですが、、、、
ここでは lprng をインストールします。
lprng のインストール
（注）ここでは、LANG の設定をしていたので、
日本語でメッセージが表示されています。
sil:~# apt-get install lprng
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています... 完了
提案パッケージ:
magicfilter lprng-doc
以下のパッケージが新たにインストールされます:
lprng
アップグレード: 0 個、新規インストール: 1 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
1891kB のアーカイブを取得する必要があります。
展開後に追加で 4047kB のディスク容量が消費されます。
取得:1 http://ftp2.jp.debian.org etch/main lprng 3.8.28dfsg.1-1.1 [1891kB]
1891kB を 1s で取得しました (966kB/s)
:
「システム起動時に lpd (プリンタデーモン) を立ち上げますか?」には
「はい」と答えます。
未選択パッケージ lprng を選択しています。
(データベースを読み込んでいます ... 現在 11776 個のファイルとディレクトリがインストールされています。)
(.../lprng_3.8.28dfsg.1-1.1_arm.deb から) lprng を展開しています...
preinst called with unknown argument `'
lprng (3.8.28dfsg.1-1.1) を設定しています ...
sil:~#
printcap の作成
sil:~# cat /etc/printcap
# /etc/printcap
#
# Please don't edit this file directly unless you know what you are doing!
# Be warned that the control-panel printtool requires a very strict format!
# Look at the printcap(5) man page for more info.
#
# This file can be edited with the printtool in the control-panel.
lp:\
:sd=/var/spool/lpd/lp:\
:mx#0:\
:sh:\
:lp=/dev/usb/lp0:
sil:~#
オーナ、モードの修正
/dev/usb/lp0 のオーナ、モードを修正します。
sil:~# chgrp lp /dev/usb/lp0
sil:~# chmod 666 /dev/usb/lp0
sil:~#
samba の設定
UNIX 的な設定が終わったので、今度は samba の設定を行い、
Windows プリンタサーバとします。
smb.conf の修正
/etc/samba/smb.conf を修正します。
sil:/etc/samba# diff -c smb.conf_notprint smb.conf
*** smb.conf_notprint Sun Jul 1 22:16:17 2007
--- smb.conf Sun Jul 15 01:59:45 2007
***************
*** 165,172 ****
# lpr(ng) printing. You may wish to override the location of the
# printcap file
! ; printing = bsd
! ; printcap name = /etc/printcap
# CUPS printing. See also the cupsaddsmb(8) manpage in the
# cupsys-client package.
--- 165,172 ----
# lpr(ng) printing. You may wish to override the location of the
# printcap file
! printing = bsd
! printcap name = /etc/printcap
# CUPS printing. See also the cupsaddsmb(8) manpage in the
# cupsys-client package.
***************
*** 271,276 ****
--- 271,277 ----
public = no
writable = no
create mode = 0700
+ use client driver = yes
# Windows clients look for this share name as a source of downloadable
# printer drivers
sil:/etc/samba#
smb.conf の再読込み
修正した smb.conf を samba に読込ませます。
sil:/etc/samba# /etc/init.d/samba reload
Reloading /etc/samba/smb.conf: smbd only.
sil:/etc/samba#
確認
Windows マシンで確認を行います。
プリンタのセットアップ
Windows 側に新しいプリンタとの接続を設定します
・リモートプリンタとして、\\hackkit\lp を指定します
・プリンタの機種として、PM-870C（お使いの機種）を指定します。
具体的な設定方法は、、、、 Windows の数だけ説明が必要なので、省略します。
テスト印字
Windows マシンからテスト印字を実行し、問題なく印刷できれば完了です。
参考ハックの記録
Copyright (C) 2007 Yasunari Yamashita. All Rights Reserved.
yasunari ＠ yamasita.jp 山下康成＠京都府向日市
