まっさらにする（６）1.10 でやり直し

LS-CHL を tftp ブートしても立ち上がってこないのは、 initrd でそういうプロテクトがかけてあるのだろうと考えたが、 /linuxrc にも /etc にもそういう形跡がなかった。

基本にもどって１からやり直し。新品の HDD（じつはパーティションを削除した HDD）を LS-CHL に接続して、 tftp ブートしてみる。

tftp サーバの準備

使うのは、1.10 の initrd.buffalo と uImage.buffalo

yasunari@ude:/tmp$ cd /srv/tftp/
yasunari@ude:/srv/tftp$ ls
HS-DHGL_1.20   LS-GL_1.15         LS-QL_1.10b         LS-XHL_1.10
LS-CHL_1.10    LS-HGL_1.07b       LS-WSGL_1.06        SheevaPlug_1.2
LS-CHL_1.21    LS-LGL_2.01        LS-XHL_1.02         initrd.buffalo
LS-CL+HackKit  LS-QL_1.05+telnet  LS-XHL_1.02+telnet  uImage.buffalo
LS-CL_1.07     LS-QL_1.07b        LS-XHL_1.04b
yasunari@ude:/srv/tftp$ rm initrd.buffalo uImage.buffalo
yasunari@ude:/srv/tftp$ ln LS-CHL_1.10/* .
yasunari@ude:/srv/tftp$

HDD の準備

実験用 HDD を LS-XHL に USB で接続して
parted でパーティションを消す。
fdisk でもパーティションを消す。

LS-CHL の起動

実験用 HDD を LS-CHL につないで電源 ON
E06 になったら FUNCTION ボタンを押す。
LED が青点滅になる

tftp サーバのログを監視

yasunari@ude:~$ tail -f /var/log/daemon.log
	:
	:
Oct 18 23:23:24 ude in.tftpd[998]: connect from 192.168.11.150 (192.168.11.150)
Oct 18 23:23:24 ude tftpd[999]: tftpd: trying to get file: uImage.buffalo
Oct 18 23:23:24 ude tftpd[999]: tftpd: serving file from /srv/tftp
Oct 18 23:23:25 ude in.tftpd[1000]: connect from 192.168.11.150 (192.168.11.150)
Oct 18 23:23:25 ude tftpd[1001]: tftpd: trying to get file: initrd.buffalo
Oct 18 23:23:25 ude tftpd[1001]: tftpd: serving file from /srv/tftp

無事 uImage と initrd を持っていった

DHCP サーバのログを監視

前回はここでアドレスを取りに来なかった。

yasunari@sil:~$ tail -f /var/log/daemon.log
	:
	:

Oct 18 23:23:56 sil dhcpd: uid lease 192.168.2.205 for client 00:24:a5:00:f9:eb is duplicate on 192.168.2/24
Oct 18 23:23:56 sil dhcpd: DHCPDISCOVER from 00:24:a5:00:f9:eb via eth0
Oct 18 23:23:56 sil dhcpd: DHCPOFFER on 192.168.2.52 to 00:24:a5:00:f9:eb via eth0
Oct 18 23:23:56 sil dhcpd: uid lease 192.168.2.205 for client 00:24:a5:00:f9:eb is duplicate on 192.168.2/24
Oct 18 23:23:56 sil dhcpd: DHCPREQUEST for 192.168.2.52 (192.168.2.39) from 00:24:a5:00:f9:eb via eth0
Oct 18 23:23:56 sil dhcpd: DHCPACK on 192.168.2.52 to 00:24:a5:00:f9:eb via eth0

取りに来たやん。
しばらくして、LED が青点灯に変わった。前回はならなかったのに。

不思議

ファームウェアアップデータ実行

LS-CHL ファームウェアアップデータ 1.21 では、

HDD のパーティション情報が確認できませんでした
ファームウェアをアップデートすることができません。

といわれることがわかっているので、 1.10 で試してみる。

無事、LS-CHL-V2-EM9EB が見つかり、「ファームウェア更新」を実行。

きたぁ！
1.10 はパーティションのない HDD でもインストールしてくれそうだ。
もちろん、「はい(Y)」

しばらくして

完了。

前回はどうして tftp ブートしてこなかったんだろう？という疑問はさておいて、
1.10 だったらまっさらにできる。

LS-CHL

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