USB ドライブ


玄人志向の IDE-USB2.0 変換基板 USB2.0-DAT を買ってきた。
外向けサーバのクラッシュ/クラックに備えて、 バックアップを別ディスクにとるのが目的である。
IDE の2分岐ケーブルがあるので、 これを使えば簡単に2台目のディスクを接続できるのだが、 このケーブルは実験用に温存しておきたいので、USB で増設することにした。

なお、IDE の2分岐ケーブルを先日から探しているのだが、 京都タワー裏のショップ、大阪駅北口のショップ、大阪駅高架下のショップ、 寺町のめぼしいショップで探した範囲では見つからなかった。
IDE 延長ケーブルや、2.5 インチHDD 2台への分岐ケーブルは見つけたのだが。

接続

USB2.0-DAT は、玄人志向らしくマニュアルは一切なし。 電源コネクタをどうつなげばよいのかもわからなかった。
しかたがないので、 メーカサイトでピンアサインを調べ接続。

電源ユニットは、ブック型PC用のスペアとして持っていた電源を使用した。
ハードディスクは、ハックキットをインストールした M1623TAU。

右下が USB2.0-DAT

電源ユニットのスイッチを ON にしたのだが、、、うるさい。
この電源、こんなにうるさかったかな?

HGLAN に接続

確認のため、まずはハックキットをインストールした HGLAN に挿してみた。
May 22 04:33:11 giga kernel: hub.c: new USB device 00:0e.2-1, assigned address 2
May 22 04:33:11 giga kernel: scsi0 : SCSI emulation for USB Mass Storage devices
May 22 04:33:11 giga kernel:   Vendor: FUJITSU   Model: M1623TAU          Rev: 5245
May 22 04:33:11 giga kernel:   Type:   Direct-Access                      ANSI SCSI revision: 02
May 22 04:33:12 giga kernel: Attached scsi disk sda at scsi0, channel 0, id 0, lun 0
May 22 04:33:12 giga kernel: SCSI device sda: 3324996 512-byte hdwr sectors (1702 MB)
May 22 04:33:12 giga kernel:  sda:<7>usb-storage: task-switchin
May 22 04:33:12 giga kernel:  sda1 sda2 sda3
May 22 04:33:12 giga murasaki.usb[634]: usb device is added
May 22 04:33:12 giga murasaki.usb[634]: vendor:0x5ab product:0x60 Dclass:0x0 Dsubclass:0x0 Dprotocol:0x0 Iclass:0x8 Isubclass:0x6 Iprotocol:0x50
May 22 04:33:12 giga murasaki.usb[634]: The device match nothing in mapfile
May 22 04:33:12 giga murasaki.usb[634]: Please change MODULE in following line to the appropriate module name, add it to /etc/murasaki/murasaki.usbmap
May 22 04:33:12 giga murasaki.usb[634]: MODULE 0x0383 0x5ab 0x60 0 0 0x0 0x0 0x0 0x8 0x6 0x50 0x00000000
以前、メモリスティックを USB に挿したときと同じく、 SCSI device と認識されている。
/etc/murasaki/murasaki.usbmap には登録されていないようだが、 HDD 型番も、パーティション構成も正常に認識されているようだ。
念のため fdisk でパーティションの確認
[root@giga /root]# fdisk /dev/sda

コマンド (m でヘルプ): p

ディスク /dev/sda: ヘッド 53, セクタ 62, シリンダ 1011
ユニット = シリンダ数 of 3286 * 512 バイト

 デバイス ブート   始点      終点  ブロック   ID  システム
/dev/sda1             1       499    819472+  83  Linux
領域 1 は異なった物理/論理開始位置になっています(Linux では無い?):
     物理=(0, 1, 1) 論理=(0, 1, 2)
領域 1 は異なった物理/論理終点になっています:
     物理=(1023, 15, 63) 論理=(498, 41, 38)
領域 1 はシリンダ境界で終わっていません:
     物理=(1023, 15, 63) (1023, 52, 62) であるべきです
/dev/sda2           499       579    131544   82  Linux スワップ
領域 2 は異なった物理/論理開始位置になっています(Linux では無い?):
     物理=(1023, 15, 63) 論理=(498, 41, 39)
領域 2 は異なった物理/論理終点になっています:
     物理=(1023, 15, 63) 論理=(578, 44, 60)
領域 2 はシリンダ境界で終わっていません:
     物理=(1023, 15, 63) (1023, 52, 62) であるべきです
/dev/sda3           579      1012    711144   83  Linux
領域 3 は異なった物理/論理開始位置になっています(Linux では無い?):
     物理=(1023, 15, 63) 論理=(578, 44, 61)
領域 3 は異なった物理/論理終点になっています:
     物理=(1023, 15, 63) 論理=(1011, 36, 6)
領域 3 はシリンダ境界で終わっていません:
     物理=(1023, 15, 63) (1023, 52, 62) であるべきです

コマンド (m でヘルプ): q
CHS(?) の管理が違うのか、いろいろ警告が出る。 でも、よくある話なので気にせず、マウントしてみる。
[root@giga /root]# mkdir /tmp/sd
[root@giga /root]# mount /dev/sda1 /tmp/sd
[root@giga /root]# mount /dev/sda3 /tmp/sd/mnt
[root@giga /root]# df
ファイルシステム    1k-ブロック   使用中      空き 使用% マウント場所
/dev/hda1              2071384    539080   1427080  28% /
/dev/hda3            113069188  88531784  18793768  83% /mnt
/dev/sda1               806560    467464    298124  62% /tmp/sd
/dev/sda3               699952     16436    647960   3% /tmp/sd/mnt
何の問題もなくマウントできた。

電源 ON/OFF

上記のとおり、電源ユニットがうるさいし、節電の意味も含め 30年物のオーディオタイマ('03/12/01 撮影)を使って、
  • バックアップするときだけ電源ON、マウント
  • バックアップしないときはアンマウント、電源OFF
    しようと思う。

    アンマウントし、電源ユニットのスイッチを切った。 /var/log/messages に何か出るかなと思ったが、何も残らず。
    続いて再度電源を入れる。またも messages には何も残らず。
    なんとなく不安。USB から電源供給され、基板だけは動作しているのか?

    マウントしてみる

    [root@giga /root]# mount /dev/sda1 /tmp/sd
    /dev/sda1: 入力/出力エラーです
    mount: ファイルシステムタイプを指定する必要があります
    
    がー。

    BUFFALO のマニュアルかどこかで、 USB ディスクの接続には電源 OFF/ON が必要みたいなことを どこかで読んだ気がするが、、、、

    もともと Linux が対応していないのか、
    カーネルが悪いのか、
    murasaki などの設定が足りないのか、、、、
    IDE-USB2.0 が悪いのか、、、
    もう少し調査が必要。


    LinkStation/玄箱 をハックしよう → 標準ファームの HDD を USB でマウント

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