固まった玄箱


それは、一通のメールから始まった。

夕方の休憩時間に携帯電話へのメールを見ていると、 お昼休みに自分(yasunari @ yamasita.jp)宛送ったメールが エラーになって戻ってきていた。
備忘録代わりに、帰ってやらないといけないことを 自分宛、メールしておいたのだが。
携帯電話から、www.yamasita.jp にアクセスしてみたがつながらない。
さてはクラックされたかと、心配でいてもたってもいられず、 そそくさと仕事を片付け帰宅した。

最悪の事態を考え、まずはネットワークケーブルを抜いた。
押入れから予備の HUB を出してきて、 外部にはどこにもつながっていない孤立ネットワークを作り、 そこに壊れてもいい実験機と、玄箱だけを接続した。

telnet 反応なし、ftp 反応なし。
(そういえば、ping は試さなかった)
落とすしかないと、電源ボタンを3秒押すが、落ちない。
ppc_uartd も反応していないようである。

完全に固まっている

コンセントを抜いて電源断し、電源を入れる。
特に問題なく立ち上がってきた。
クラックされていては大変と、昨夜(今日の早朝)のバックアップと 比較する。
特に問題なし。 バックアップ後の Web, メールのログと、 リブートのログが増えているぐらい。
設定ファイルも、バイナリも置き換えられてはいないようだ。
(クラッカーはログは残さないだろうが)一通り、/var/log を見てみるが、 特にクラックされた痕跡もない。

クラックされたのではなく、 単に固まっただけ(?)と確認でき、一安心した。

固まったのは、10:37 と思われる。 この時間帯、特に Web のアクセスが多いわけでもなく、高負荷とも思えない。

原因は不明。
蓋を開けたままなので正常に冷却できずに熱暴走したか (といってもこの気候で熱暴走とも思えず) ソフトウェア、ハードウェアの何らかの不具合だろうか。
蓋を閉めていた LinkStation は、HDD はかなり熱を持っていたが、 53日も連続稼動しても問題なかったので、 蓋を開けていた事か、玄箱の問題かと思われる。

LinkStation のファームアップができ次第、元に戻そうと思っていたが、 もう少しこのままで様子を見ることにする。 人柱。


高々、一個人のサイトがつながらなかっただけなのに、 ご心配いただいた皆様、どうもありがとうございました。
落ちている間にアクセスに来ていただいた方、ご迷惑をおかけしました。
様子見で、このまま玄箱で運用しますので、 またご迷惑をおかけすることがあるかと思いますが、 ご容赦願えればと思います。
 BUFFALO Link Station をハックしよう  → ファームウェア アップデータ Ver.1.40
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