Windows + Winsock + QuickWin で動作する gn/gnspool について



gn/gnspool は Windows + winsock + QuickWin の元でも、とりあえず動作し
ます。
ただ、QuickWin という Windows 上で DOS アプリケーションを動かす環境を
使用しているため、ユーザインタフェイスのほとんどない gnspool はともか
く、gn は使用に耐えるものではありません。

Visual C++ 版(winsock.vc)を使用することをお勧めします。
QuickWin 版は、将来サポートしなくなる可能性が大です。


1.動作環境

gn/gnspool を実行するためには以下の環境が必要です。

(1)	Winsock 1.1 が動作する環境
	例:
		Chameleon TCP/IP
		Trumpet Winsock
		Microsoft Network client

(2)	リプライメイルを送るための smtp サーバ
	サーバ上で、sendmail がデーモンとして動作していなければなりません

(3)	ユーザ認証を行なうための pop サーバ
	MS-DOS 上にはユーザという概念がないため、ユーザ認証を行なうた
	めに pop プロトコルを使用しています。
	smtp サーバと同じマシンを pop サーバとして利用します。

	デフォルトは pop3(110) となっています。pop2(109) を使う場合は、
	configur 実行時の OPTCFLAGS として、/DAUTH_POP2 を付加します。

(4)	ニュースサーバ :-)

2.コンパイル環境

コンパイルには下記のコンパイラ/ライブラリが必要です。

(1)	Microsoft(R) Visual C++ Version 1.0(or later ?)
(2)	Windows Sockets API 1.1, C header file/C link library
		ftp.microsoft.com などにあります。

3.コンパイル

(1)	何らかの方法で全ソースを DOS 上にコンバートします。

	ソースファイルの漢字コードは、EUC のままでも、SHIFT-JIS に変換
	しても、どちらでも構いません。
	ただし、全ファイルのコードを統一しておく必要があります。

(2) 	copy mkfiles\dos\winsock.qw src\makefile を実行します。

(3)	nmake configur

(4)	configur

(5)	nmake
	gn.exe/gnspool.exe が作成されます。


4.実行

gn/gnspool を実行するためには Winsock が動作していることが必要です。
詳しくは Winsock などのマニュアルを参照下さい

5.その他
	gnrc のキーワード CLS は効きません。

Copyright (C) yamasita@omronsoft.co.jp
	Feb.1,1996
著作権は放棄しません。ただし、営利目的以外の使用/配布に制限は設けません。

オムロン ソフトウェア 技術開発部
山下 康成
yamasita@omronsoft.co.jp