gn の MIME 対応について



電総研の佐藤さんが作られた mimekit(旧称 mimehead) を使用することにより、
gn でヘッダ部分に MIME が使用できるようになります。
以下にその手順を記述します。

なお、mimekit は sizeof(int) = 16 の環境(MS-C 等)では使用できません。

(1)	etlport.etl.go.jp:/pub/mime/mimekit1.6.tar.gz を入手します。
	もっと近くにあるかも知れません。

(2)	mimekit1.6.tar.gz を展開します。

(3)	mimekit を make し、できあがった libmimekit.a を /usr/lib などに
	置きます。

(4)	configur 実行時に
	OPTCFLAGS として、-DMIME を
	OPTLIBS   として、-lmimekit を指定します。

	なお、/usr/lib などに libmimekit.a を置きたくない場合は、
	OPTLIBS で libmimekit.a のパス名を指定する方法もあります。

(5)	make
	make install

	Nov.16,1993 より古い mimehead.tar.Z や mimekit 1.6 を使うと、
	マシンによってはリンク時に ftruncate() がエラーになる場合が
	あります。その場合は mimekit 1.1 をお試しください。

以上で、ヘッダ部分に MIME が使用できる gn ができあがります。

(6)	.gnrc に以下の行を追加します。
	エンコード、デコード共にする場合
		MIME_HEAD	ON
	デコードだけをする場合
		MIME_HEAD	2
	エンコードだけをする場合
		MIME_HEAD	4

	ニュースサーバ毎に使用/不使用を切替えたい時は、
	.gnrc-NNTPSERVER を使用します。

BUGS
	MIME_HEAD ON の場合、元記事のヘッダが、JIS7 なのか MIME なのか
	区別がつきません。フォロー/リプライ時には元記事がどちらであろ
	うが MIME になります。

なお、ヘッダ部分に MIME を使うことに関して、賛否両論(?)の議論があり
ます。詳しくは fj.mail などを御覧下さい。

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	May.30,1997
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オムロン ソフトウェア 技術開発部
山下 康成
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