メイル/ニュースともオフラインの環境を構築



1997年4月、libretto 50 を入手した

週に1回以上出張することになったため、ますますオフラインでのメイル/ニュ
ースの環境を構築する必要に迫られた。
なお、以前から使っているマシンは、自宅の UUCP サーバとした。Linux は 
UUCP を使うことを主目的として使っていたため、libretto は Windows 95 オ
ンリーとする。

基本方針
(1)メイル
	・会社で取り込んだメイルを出先で
	・出先で取り込んだメイルを会社で
	参照するため、会社のメイル環境(Unix + Mule + mh-e)と同じメイ
	ラを使うのが望ましい。
	そこで、BOW(BSD on Windows) 上の Mule, mh-e を使用する。
	オフラインの libretto で書いたメイルは、帰社時もしくは携帯電話
	経由で会社と接続したときに発信する。
	メイルスプールは
	・外出時に Unix 環境から Bow 環境にコピー
	・出社時に Bow 環境から Unix 環境にコピー
	 

(2)ニュース
	従来とほぼ同様。
	会社の unix 環境と libretto で newsrc を共用する。
	共用するために
	・外出時に Unix 環境から Bow 環境にコピー
	・出社時に Bow 環境から Unix 環境にコピー
	Windows 上の gn と BOW 上の Mule + GNUS どちらからもアクセスす
	る。


設定および運用

(0)コンパイル
	Windows 用(winsock.vc2) と BOW 用との2つの gn 一式をインストー
	ルした。ただ、BOW 用は gnmail, gninews しか使っていない。

(1)メイル
	BOW 標準の MH は、sendmail daemon と通信するように設定されてお
	り、gnmail 経由での発信には向いていない。そこで mh-6.8.3-JP2c 
	のソースを入手し、sendmail を起動してメイルを発信するような設
	定を行ってコンパイル、インストールした。
	mtstailor には
	sendmail:	/usr/local/bin/gnmail
	と書き、発信するメイルを gnmail 経由で gnspool に渡すように設
	定した

	退社時:
		Unix の ~/Mail をまるごと libretto の ~/Mail にコピー
	出社時:
		libretto の ~/Mail をまるごと Unix の ~/Mail にコピー

	※実際は、まるごとではなく差分のみをコピーするツールを使用

(2)ニュース
	従来とほぼ同様。
	BOW の GNUS 用に ~/newsrc.gw を ~/.newsrc-gw にシンボリックリ
	ンクし GNUS では ~/.newsrc-gw を使用するようにした。

	退社時:
		Unix の newsrc.gw を libretto の ~/newsrc.gw にコピー
		gnspool の実行
	出社時
		libretto の newsrc.gw を Unix の ~/newsrc.gw にコピー
		gnspool の実行

Copyright (C) yamasita@omronsoft.co.jp
	Sep.5,1997
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オムロン ソフトウェア 技術開発部
山下 康成
yamasita@omronsoft.co.jp