Hack BBS

[全部のスレッド一覧][新規投稿][記事の削除・変更] [Home Page]

返信投稿はタイトルのリンクをクリックして下さい
スレッド【No.3075】の中の記事をすべて表示しています

【No.3075】のスレッド
05/10/09(日) 18:27:51 投稿者[なす] [No.3075]のスレッド内
【No.3075】 タイトル[HGLANでカーネル2.6.12.3起動] この記事がスレッドの最初です
HD-HGLANにおいて、虹野さん(http://homepage2.nifty.com/nijino/)から分けていただいたカーネル2.6.12.3を起動することに成功しました。(loader.o利用)

0)VineSeedの利用準備(/etc/apt/sources.list修正、apt-get update)
1)カーネル2.6系コンパイル環境の整備(apt-get install binutils gcc
2)環境構築の過程で生じる不具合の対策
(rpmのdb不良, headerのコンフリクト, sources.list.rpmnewの無効化)
3)新カーネルコンパイル(機種別のconfig設定+自分用の設定[smbfs,hid])
4)loader.oコンパイル(起動中の元カーネル相当のソース要)
5)kernel2.6用にmodule-init-toolsの導入(例:旧insmodはinsmod.oldに)
6)新カーネルのロード
7)環境構築の過程で削除・更新されたデーモンパッケージの対策
(samba,sshd)

※参考のため、本報告をUPすることは先方にも了解をいただいており、
 又カーネル配布も今まで通りとうかがっておりますが、
 本件関連の問い合わせを虹野さんへすることはご遠慮下さい。
 (「教えて君」は取り合ってもらえないこと請け合いですが(^^;)

おかげさまで、懸案だった以下の件が解決しました。
・無停電電源装置(UPS)用のデーモン稼動(apcupsd)
・ファームウェア1.4系で対象外となった、カーネルのsmbfs対応

恐縮ですが自分の備忘録を兼ねて、
得られたノウハウを順次アップさせていただこうかと思います。

05/10/10(月) 14:35:54 投稿者[なす] [No.3075]のスレッド内
【No.3077】 タイトル[Re: HGLANでカーネル2.6.12.3起動] 【No.3075】に対する返信
以下、恐縮ながら長文です。

カーネル2.6ソースのコンパイルにあたり、READMEのsoftware requirementsを読むと、
「もろもろの開発環境が新しくないとコンパイルが通らない」とだけ書いてあり、
gccもbinutilsも、バージョンの指定も書いていません...orz
なので、VineSeedを使って最新の開発環境をそろえるところから始まります。

0)VineSeedの利用準備(/etc/apt/sources.list修正、apt-get update)
・/etc/apt/sources.listの最後に以下の行を書く。
rpm http://www.t.ring.gr.jp/pub/linux/Vine/apt VineSeed/$(ARCH) main plus plus-noarch
rpm-src http://www.t.ring.gr.jp/pub/linux/Vine/apt VineSeed/$(ARCH) main plus
・#apt-get updateする

1)カーネル2.6系コンパイル環境の整備(apt-get install binutils gcc
以下、binutilsとgccを順次apt-get installする。
途中からエラーがいくつか出るのは、aptとrpmの更新時に出たメッセージへの対応を
サボったため...2)で対策します。
======================================
[root@freedom share]# apt-get install binutils
パッケージリストを読みこんでいます... 完了
依存情報ツリーを作成しています... 完了
以下の追加パッケージがインストールされます:
apt bc bind bind-utils ftp gcc-cpp glibc glibc-common libexpat libgcc libjpeg libpng
libstdc++3 nss_db-compat openssh openssh-server openssl perl-Net_SSLeay popt readline
readline-devel rpm rpm-build samba-common tcp_wrappers vine-keyring wget
以下のパッケージが新たにインストールされます:
libexpat libgcc libjpeg libpng libstdc++3 samba-common vine-keyring
以下のパッケージが削除されます:
gcc glibc-devel samba
以下のパッケージがアップグレードされます:
apt bc bind bind-utils binutils ftp gcc-cpp glibc glibc-common nss_db-compat openssh
openssh-server openssl perl-Net_SSLeay popt readline readline-devel rpm rpm-build
tcp_wrappers wget
21 個のアップグレードパッケージ, 7 個の新規パッケージ, 3 個の削除/リプレースパッケージ, 102 個の保留パッケージがあります。
取得パッケージ: 30.6MB のアーカイブを取得します。インストール後は 213MB が解放されます。
続行しますか? [Y/n] y
取得:1 http://www.t.ring.gr.jp VineSeed/ppc/main glibc-common 2.3.3-3vl10 [7280kB]
。。。略。。。

RPM コマンドを実行しています (-e)...
/etc/samba を削除できません - ディレクトリが空でありません
/usr/lib/gcc-lib/ppc-redhat-linux/2.95.3 を削除できません - ディレクトリが空でありません
RPM コマンドを実行しています (-U)...
glibc-common ##################################################
/usr/lib/locale を削除できません - ディレクトリが空でありません
パッケージ glibc は conflict index 中にリストされていません
警告: /etc/localtime は /etc/localtime.rpmnew として作成されます
glibc ##################################################
Stopping sshd:[ OK ]
Starting sshd:[ OK ]
openssl ##################################################
openssh ##################################################
openssh-server ##################################################
vine-keyring ##################################################
importing Vine Linux keyring to rpm keyring... done.
binutils ##################################################
popt ##################################################
rpm ##################################################
NOTICE: RPM has updated to 4.0.5.
Please execute 'rpm --rebuilddb' to convert rpm database to new format.
/usr/src/redhat/SPECS を削除できません - ディレクトリが空でありません
/usr/src/redhat/SOURCES を削除できません - ディレクトリが空でありません
/usr/src/redhat/RPMS/ppc を削除できません - ディレクトリが空でありません
/usr/src/redhat/RPMS を削除できません - ディレクトリが空でありません
/usr/src/redhat/BUILD を削除できません - ディレクトリが空でありません
/usr/src/redhat を削除できません - ディレクトリが空でありません
/usr/lib/rpm/ppc-vine-linux の rmdir に失敗: そのようなファイルやディレクトリはありません
rpm-build ##################################################
samba-common ##################################################
libjpeg ##################################################
libpng ##################################################
libgcc ##################################################
wget ##################################################
ftp ##################################################
readline ##################################################
警告: /etc/apt/sources.list は /etc/apt/sources.list.rpmnew として作成されます
apt ##################################################
bind-utils ##################################################
警告: /etc/rndc.conf は /etc/rndc.conf.rpmnew として作成されます
bind ##################################################
perl-Net_SSLeay ##################################################
bc ##################################################
libexpat ##################################################
tcp_wrappers ##################################################
nss_db-compat ##################################################
gcc-cpp ##################################################
/usr/lib/gcc-lib/ppc-redhat-linux/2.95.3/nof を削除できません - ディレクトリが空でありません
readline-devel ##################################################
libstdc++3 ##################################################

(ここで、2)で出てくる'rpm --rebuilddb'と/etc/apt/sources.listの修正を
 していれば、下記で多発するエラーは出なかったが...)

[root@freedom share]# rpm -qa gcc
[root@freedom share]# apt-get install gcc
パッケージリストを読みこんでいます... 完了
依存情報ツリーを作成しています... 完了
以下の追加パッケージがインストールされます:
glibc-devel glibc-kernheaders
以下のパッケージがリプレースされます:
kernel-headers (by glibc-kernheaders)
以下のパッケージが新たにインストールされます:
gcc glibc-devel glibc-kernheaders
アップグレード: 0 個, 新規インストール: 3 個, リプレース: 1 個, 削除: 0 個, 保留: 101 個
7415kB のアーカイブを取得する必要があります。
展開後に 1828kB のディスク容量が追加消費されます。
続行しますか? [Y/n] y
取得:1 http://www.t.ring.gr.jp VineSeed/ppc/main glibc-kernheaders 2.6.12.0-0vl1 [1021kB]
取得:2 http://www.t.ring.gr.jp VineSeed/ppc/main glibc-devel 2.3.3-3vl10 [3002kB]
取得:3 http://www.t.ring.gr.jp VineSeed/ppc/main gcc 3.3.6-0vl1 [3392kB]
7415kB を 45s 秒で取得しました (162kB/s)
error: cannot open Name index using db1 - 無効な引数です (22)
error: cannot open Depends index using db1 - 無効な引数です (22)
error: cannot open Providename index using db1 - 無効な引数です (22)
error: cannot open Basenames index using db1 - 無効な引数です (22)
error: cannot open Conflictname index using db1 - 無効な引数です (22)
変更を適用しています...
準備中... ########################################### [100%]
1:glibc-kernheaders ########################################### [ 33%]
error: cannot open Group index using db1 - 無効な引数です (22)
error: cannot open Requirename index using db1 - 無効な引数です (22)
error: cannot open Dirnames index using db1 - 無効な引数です (22)
error: cannot open Requireversion index using db1 - 無効な引数です (22)
error: cannot open Provideversion index using db1 - 無効な引数です (22)
error: cannot open Installtid index using db1 - 無効な引数です (22)
error: cannot open Sigmd5 index using db1 - 無効な引数です (22)
error: cannot open Sha1header index using db1 - 無効な引数です (22)
error: cannot open Filemd5s index using db1 - 無効な引数です (22)
error: cannot open Triggername index using db1 - 無効な引数です (22)
2:glibc-devel ########################################### [ 66%]
3:gcc ########################################### [100%]
完了
W: Duplicate sources.list entry http://www.t.ring.gr.jp 2.6/ppc/main pkglist (/var/state/apt/lists/www.t.ring.gr.jp_pub_linux_Vine_apt_2.6_ppc_base_pkglist.main)
W: この問題を解決するためには 'apt-get update' を実行する必要があるかもしれません。


2)環境構築の過程で生じる不具合の対策
(rpmのdb不良, headerのコンフリクト, sources.list.rpmnewの無効化)

以下を順次やります。
@rpmの更新時に出ていたメッセージに従い、'rpm --rebuilddb'をやる。
A元々の各種設定が、*.rpmnewと変えられてしまうので、必要に応じて元に戻す。
(山下さんのhttp://www.yamasita.jp/linkstation/0410/041007.html
 VineSeed(2)が詳しいです。
 ここでは次に進むために、最低、/etc/apt/sources.listを直しておく。
Bglibc-kernheadersがkernel-headersより新しい内容のため、
 不整合のエラーメッセージが出るようになる。
 これに対しては、上記@よりも後で、'apt-get --fix-broken'と打ちます。
 すると古いほうのkernel-headersを削除するか、と出てくるので、削除しておきます。

...以下、続きます。

05/10/10(月) 17:44:44 投稿者[なす] [No.3075]のスレッド内
【No.3078】 タイトル[Re: HGLANでカーネル2.6.12.3起動] 【No.3077】に対する返信
3)新カーネルコンパイル(機種別のconfig設定+自分用の設定[smbfs,hid])
虹野さんからいただいたソースを展開します。
[root@freedom nijino]#tar xjf linux-2.6.12.3_kurobox-20050802.tar.bz2

幸い、各機種に応じたconfigファイルを用意してくれています。
('make help'でその使い方を含め、いろいろ出てきます。)

当方はHD-HGLANなので、
[root@freedom linux-2.6.12.3_kurobox]# make hdhglan_defconfig
とすれば、.configが出来上がります。

当方の場合は、さらに.configを直接修正して、
CONFIG_USB_STORAGE=y
CONFIG_USB_HID=y
CONFIG_NFS_FS=y
CONFIG_SMB_FS=y
を追加しておきました。
(ほとんどモジュールは使用していない設定)

その後、'make all'でコンパイルし、
'make modules_install'でモジュールをインストールします。

ちなみに、loader.oでロードするときのコマンドラインオプションへの対応は、
arch/ppc/platforms/sandpoint_setup.cに修正をしないといけませんが、
いただいたソースでは対応済みのように見えました。

なお、make all時にまだconfig関連の質問を聞いてきますが、
適当に答えます。codepage932は日本語対応用に組み込んでおきます。

4)loader.oコンパイル(起動中の元カーネル相当のソース要)
自分にはここが少しハードルでした。
loader.oをコンパイルするには、現在のファームウェアで動いている
カーネルのソース(と.configファイル)がないといけないのです。

すでにファームウェア1.45でアップデートしてkernel-2.4.20になっている当方には、
2.4.17のソースでコンパイルしたloader.oは下記のようにはじかれます。
loader.o: kernel-module version mismatch
loader.o was compiled for kernel version 2.4.17_mvl21
while this kernel is version 2.4.20_mvl31-ppc_linkstation.

これに対しては以前、海外のページで見つけたhd-hglan_gpl.zipが役に立ちました。
(http://linkstationwiki.org/ を探せばあると思います。
 ちなみに、ここのサイトはいろいろとすごいです。FAQには禁断の情報も。)
しかし、.configファイルは一致していると思えなかったのですし、
またVineSeedでの最新環境にしたbinutilsやgccでloader.oを作っても、
ぜんぜん問題なく動きました。

手元に2.4.17のソースしかない場合などは、ひょっとすると、
loader.oを作るときだけ{$TOPDIR}/include/linux/version.hを
uname -rに合わせていじっておけば、済むことかもしれません。

loader.oの作り方は、詳しくは
http://f30.aaa.livedoor.jp/~umino/pukiwiki.php?Linkstation%2Floader
にありますが、loader.tar.gzに添付されているREADMEも読むといいかと思います。
MakefaileのINCLUDE = -isystem /usr/src/linux-2.4.17_kuro-box/include/は
環境に合わせて適宜直します。

できたloader.oはどのバージョン向けかわかるようにして、/bootにおいておきます。
[root@freedom loader]# cp loader.o /boot/loader_2.4.20.o

5)kernel2.6用にmodule-init-toolsの導入(例:旧insmodはinsmod.oldに)
kernel2.6では2.4系とはmodutilsが異なるらしいので、代わりとなる
module-init-toolsを入れます。
http://www.geocities.jp/tune_up_linux/module.html に手順があったので、
それに闇雲に従います。
--------------------------------------打つコマンドだけ拝借...
ソース入手:http://www.kernel.org/
tar zxfv module-init-tools-3.0.tar.gz
cd module-init-tools-3.0
./configure --prefix=/
make
(以下suによりroot権限で。)
make moveold
make install
./generate-modprobe.conf /etc/modprobe.conf
--------------------------------------

ただしこれにより、2.4向けのmodule関連コマンド群には、すべて.oldが付きます。
(depmodとかinsmodとか、などいろいろ。
 でも新しいinsmodは2.4向けの下位互換機能が提供されるらしく、
 reboot直後の2.4系でも問題なく動いているような?)

6)新カーネルのロード
vmlinuxをloader.o用に整えて準備します。
[root@freedom linux-2.6.12.3_kurobox]#objcopy -O binary vmlinux
[root@freedom linux-2.6.12.3_kurobox]#cp vmlinux /boot/vmlinux.2.6
[root@freedom linux-2.6.12.3_kurobox]#cd /boot

ちなみに、当方の環境ではsshdやpamには特別な設定をしていなかったので、
VineSeedで一括更新後に問題なく再立ち上げ&telnet(ssh)ログオンできましたが、
find / | grep rpmsave
find / | grep rpmnew
でやばそうなものを確認しておかないと危険かもしれません。

いよいよロードします。
[root@freedom boot]#sync
[root@freedom boot]#insmod loader_2.4.20.o kernel=/boot/vmlinux.2.6 initrd=/boot/ramdisk.image.gz

一旦teratermが死ぬので、再立ち上げして...
[root@freedom root]# uname -a
Linux freedom 2.6.12.3 #2 Sun Oct 9 00:25:29 JST 2005 ppc unknown
(思わず感涙(T^T))

/var/log/messagesから抜粋。
--------------------------------------
Oct 9 01:53:23 freedom kernel: loader module loaded
Oct 9 01:53:23 freedom kernel: kernel=/boot/vmlinux.2.6
Oct 9 01:53:23 freedom kernel: initrd=/boot/ramdisk.image.gz
Oct 9 01:53:23 freedom kernel: cmdline=root=/dev/hda1
Oct 8 16:53:57 freedom syslogd 1.4-0: restart.
Oct 8 16:53:57 freedom syslog: syslogd startup succeeded
Oct 8 16:53:57 freedom kernel: klogd 1.4-0, log source = /proc/kmsg started.
Oct 8 16:53:57 freedom kernel: Cannot find map file.
Oct 8 16:53:57 freedom kernel: No module symbols loaded - kernel modules not enabled.
Oct 8 16:53:57 freedom kernel: cannot find any symbols, turning off symbol lookups
Oct 8 16:53:57 freedom kernel: Linux version 2.6.12.3 (root@freedom) (gcc バージョン 3.3.6 release (Vine Linux 3.3.6-0vl1)) #2 Sun Oct 9 00:25:29 JST 2005
Oct 8 16:53:57 freedom kernel: LinkStation HD-HGLAN series port (C) 2005 Nijino Kanata.
--------------------------------------
(また感涙(T^T))

ん?ロード後に時刻がずれてる。。。orz

...もう少し続きます。

05/10/10(月) 19:49:39 投稿者[なす] [No.3075]のスレッド内
【No.3079】 タイトル[Re: HGLANでカーネル2.6.12.3起動] 【No.3078】に対する返信
そろそろ終盤です..

7)環境構築の過程で削除・更新されたデーモンパッケージの対策、他
当方の場合は、削除されたのはsambaだけでした。
更新はpam,sshdなどいくつかあったのですが、問題なく動いているので放置しています。
また、狂った時刻の修正もしました。

・sambaの再インストール
まだ/etc/apt/sources.listはVineSeedのままです。

[root@freedom /root]# apt-get install samba
パッケージリストを読みこんでいます... 完了
依存情報ツリーを作成しています... 完了
以下の追加パッケージがインストールされます:
Mesa Mesa-common cups-libs libtiff
以下のパッケージが新たにインストールされます:
Mesa Mesa-common cups-libs libtiff samba
アップグレード: 0 個, 新規インストール: 5 個, 削除: 0 個, 保留: 101 個
18.3MB のアーカイブを取得する必要があります。
展開後に 36.6MB のディスク容量が追加消費されます。
続行しますか? [Y/n]y
取得:1 http://www.t.ring.gr.jp 2.6/ppc/plus Mesa-common 3.2.1-0vl2 [368kB]
取得:2 http://www.t.ring.gr.jp 2.6/ppc/plus Mesa 3.2.1-0vl2 [1169kB]
取得:3 http://www.t.ring.gr.jp VineSeed/ppc/main libtiff 3.7.1-0vl1 [378kB]
取得:4 http://www.t.ring.gr.jp VineSeed/ppc/main cups-libs 1.1.23-0vl2 [105kB]
取得:5 http://www.t.ring.gr.jp VineSeed/ppc/plus samba 3.0.14a-0vl2 [16.2MB]
18.3MB を 11m27s 秒で取得しました (26.6kB/s)
変更を適用しています...
準備中... ########################################### [100%]
1:Mesa-common ########################################### [ 20%]
2:Mesa ########################################### [ 40%]
3:libtiff ########################################### [ 60%]
4:cups-libs ########################################### [ 80%]
5:samba ########################################### [100%]
完了

[root@freedom /root]# cd /etc/samba
以前の設定をただ戻します。
[root@freedom samba]# mv smb.conf smb.conf.newbkup
[root@freedom samba]# mv smb.conf.rpmsave smb.conf
[root@freedom samba]# mv smbpasswd smbpasswd.newbkup
[root@freedom samba]# mv smbpasswd.rpmsave smbpasswd
[root@freedom samba]# cd ..
[root@freedom /etc]# /etc/init.d/smb restart
SMBサービスを停止中: [ OK ]
NMBサービスを停止中: [ OK ]
SMBサービスを起動中: [ OK ]
NMBサービスを起動中: [ OK ]

これで、ファイル共有を確認し、OKでした。

本当は、もっときちんと設定すべきなのですが、
とりあえず「動けばいいや」と、昔の設定ファイルを使うというだけのいい加減さです。
おかげで、/var/log/messageにはsmbdの出すエラー満載です。

A狂った時刻の修正
対症療法です。
これをやるとreboot直後に2.4系カーネルに戻ったときには、時刻が逆に狂います。
打ち込むべきフォーマットの確認。
[root@freedom /root]# date -R
Sat, 8 Oct 2005 19:55:07 +0900
正しい時刻の打ち込み。
[root@freedom /root]# date -s "Sun, 9 Oct 2005 04:59:07 +0900"
2005年 10月 9日 日曜日 04:59:07 JST

カーネルmakeで指定要求されたconfigの際に、全部デフォルトにしなかったせいで、
どこかで変な指定を入れてしまったのかもしれない。
多言語対応とかcodepageあたりは適当にやったしなぁ。


8)自分のやりたいことの対応
・smbfsの対応
 apt-get install samba-client で、smbfsが使えるようになった。
 夜間に古いHD-LANのフォルダをマウントして、
 HD-HGLAN側でrsyncやafioでバックアップを取るシェルがまた用を成すようになった。

・UPSの監視デーモン起動
以前の顛末は「【No.2806】 HG-LANへのUSB-UPSで苦戦...orz」にありますが...
今回は/etc/apcupsd/apcupsd.confにて、
usb向けの設定を適宜しただけで認識してくれました。
詳細は、希望があれば追ってUPしますが、ここまでマジでやる人なら、
以下の参考ページの情報で十分でしょう。
http://www.futurewave.co.jp/linux/apcups.html
http://www.loveloveheart.com/turbolinux/ups_apc_es500.php
http://www.st.hirosaki-u.ac.jp/~ishida/unix.html

ちなみに、apcupsdをコンパイルするときのオプションは吟味が要ります。
http://www.apcupsd.com/3.10.x-manual/Index_Page.html
当方は将来このHD-HGLANをベースに、他のマシンをコントロールしようと
しているので、"--enable-master-slave --enable-usb --enable-net"
をつけています。

ステイタス表示はapcaccess statusコマンドで可能。
[root@freedom developers_manual]# apcaccess status
APC : 001,034,0842
DATE : Mon Oct 10 18:37:52 JST 2005
HOSTNAME : freedom
RELEASE : 3.10.17a
VERSION : 3.10.17a (22 April 2005) unknown
UPSNAME : freedom
CABLE : USB Cable
MODEL : APC ES 725
UPSMODE : Net Master
...略

ここでUPSの電源を引っこ抜くと、以下のメッセージが出た。
Broadcast message from root (Mon Oct 10 19:00:37 2005):
Warning power loss detected on UPS freedom
Broadcast message from root (Mon Oct 10 19:00:42 2005):
Power failure on UPS freedom. Running on batteries.

指定した5分後に、以下のメッセージ。
UPS freedom initiated Shutdown Sequence
Broadcast message from root (Mon Oct 10 19:05:43 2005):
Battery time limit exceeded on UPS freedom. Doing shutdown.
Broadcast message from root (Mon Oct 10 19:05:43 2005):
apcupsd UPS freedom initiated shutdown
The system is going down for system halt NOW!

で、無事HD-HGLANが何事も無く落ちました!!

また感涙(T^T)。これも長かったです。。。


05/10/10(月) 20:49:57 投稿者[なす] [No.3075]のスレッド内
【No.3080】 タイトル[Re: HGLANでカーネル2.6.12.3起動] 【No.3079】に対する返信
自己満足の連続投稿も今回で最後です。

9)Vine3.1へのアップデート
Vine3.1にUPしてもうまく動いているようです。
(すみません、この部分記録を残し損ねました。。。orz)

/etc/apt/sources.listを
rpm http://www.t.ring.gr.jp/pub/linux/Vine/apt 3.1/$(ARCH) main plus devel
rpm-src http://www.t.ring.gr.jp/pub/linux/Vine/apt 3.1/$(ARCH) main plus devel
のみにして、

apt-get update
apt-get dist-upgrade
apt-get upgrade
したんだと思います。。。100個ぐらいupgradeされていたか?
このときに、もう一度sambaが入れ替わってしまったので、
また設定ファイルを戻した記憶も。

なお当方ではglibcへのパッチなどは一切当てていませんでしたし、
今回の手順でglibc-2.3.3-3vl10にアップデートされていますが、
山下さんの「Vine 3.1(4)一喜一憂」で記載されているもろもろの
エラーは出てこないようです。さすがkernel2.6のおかげ?

当然、今のVineSeedとはいろいろズレがありますが、
怖いのでそちらへは追いついていません。

10)その他
・そういえば、2.6カーネルのコンパイル後にmake modules_installした後、
 /etc/modules.confに以下の行を自分で追加したような気がする。。。
path[add_modules]=/lib/modules/2.6.12.3
報告にしては手順がうろ覚えでスミマセン。。。

11)今後の課題
・日付のズレ問題の解消
・いつの間にか/proc/bus/usbが見当たらないのはなぜ?.
 (これは当方独自の問題かもしれませんが...FW1.45?カーネル2.6?)
・もう少しカーネルのconfigをいじりたい気もする。
 (flash書き込みと違い、loader.oを使うと気にせずにできるのはありがたいです。)
・虹野さんのνブートコードへの移行
 これはloader.oよりも良いのですが、最初の1回flash書き込みがあるので、
 最低でもシリアルコンソールがないと、安心してできないです。
 FW1.4系からは/dev/fl*から/dev/mtd*に変わってもいますし...
・次なる野望はvideo4linuxとmythへの対応か?

長文失礼しました。

#虹野さん、2.6カーネルどうもありがとうございました。
 また改めて山下さんの過去の蓄積(VineSeedや3.1への移行)にも感謝です。